6月の13日から16日まで、友人のあべむつし夫妻の住む沖縄に遊びに行ってきました。道連れは同じく友人の沙風吟氏。
 前回行った時は、彼らの結婚式でするスピーチのことでいっぱいいっぱいだったり、残してきた仕事のことやらがあって(その頃はまだ働いてたので)、あまり余裕がなかったのですが、今回は観光オンリーと言うことで、おもいっきり羽を伸ばしてきました。

6月13日(金)・第1日目
 ついに来た当日。この日のために購入したステキバッグに服やらなにやら詰め込んで、三茶のアパートを出発。あいにくの曇り空で、今にも降り出しそうな気配。週間予報でも、旅行期間中の沖縄は曇りか雨とのことで、そのことが心の片隅に引っかかっていたのだけど、まあそれはなるようにしかならないし、あまり気にしないようにする。

 沙風吟氏との待ち合わせは羽田に午後2時。飛行機が出るのは3時15分。本当はもう少し早い便にしたかったのだけど、旅程が決まったのが遅くて、この時間しか空いていなかったので仕方なし。
 空港に着くのが早すぎたくらいで、とくにトラブルもなく飛行機は那覇へ向けて離陸。
 重たい雲を抜けて機は陽光の下に出る。太陽が見えると、気になるのはやはり天気。沙風吟氏と、「旅行中一度でも太陽が見えれば成功だよね」などと、心に保険をかけてみたりなんかして。

 そんなこんなで2時間後、無事に那覇空港に到着。天気は薄曇りだったのだけど、5時過ぎとは思えない明るさ。さすが沖縄。南の島ですよ。

 着いたらまずはレンタカーの手配。手配といっても、ツアーにレンタカー料金が含まれているので、あとは借りるだけ。空港で待っていた係員に連れられて、バスでレンタカーの営業所へ。
 営業所で書類に記入し、レンタカーのキズをチェックして(あらかじめ、付いている傷を調べておかないと、あとでトラブルの元になるので)いざ出発……と思ったら、カーナビが付いてない。営業所や代理店に問い合わせたりして大騒ぎした結果、どうやら最初から付いていないツアーで契約していたらしい。ううむ。初めて運転する土地だし、カーナビは必須だと思っていたんだけどなあ。どうやらいろいろなツアーを調べているうちに、他のツアーと勘違いしていたらしい。いきなり大失敗。
 とはいえ、いつまでもゴネていても仕方がないので、あきらめて沙風吟氏をナビに出発することに。もらった地図を広げながら、一路「ハーバービューホテル」へ。早速地図を見間違えて逆方向に進みかけたり、市内の渋滞に巻き込まれたりしながらも、なんとかホテルに到着。さすがに日が暮れてきました。
 ホテルで車を預け(映画みたいにロータリーで降りて車を預ける方式でした。初体験だ〜)、途中で合流したむつし氏と部屋へ。車を預ける方式で、部屋もかなり期待していたのだけど、部屋はまあ普通。ビジネスホテルのやや広い版という感じで、可もなく不可もなく。ホテル全体が改装中で、ロビーも狭かったし。まあでも荷物を運んでくれたポーターの人が異様に甘い声だったので、プラスマイナス0と言うことで意見は一致。
なんのプラマイかはやや不明だけど。

サムズ・アンカーイン
撮影は次の日の朝。
荷物を部屋に置いたら、早速夜の街に繰り出す。お目当ては「国際通り」。那覇市内では定番の観光ルートで、市内のメインストリートでもある。通りの両脇には地酒の泡盛や定番おみやげ「海人(うみんちゅ)」Tシャツ、土地柄からか米軍放出品などの土産物屋が建ち並び、客引き(いかがわしいのでなくて)が声をかける様は、国内とはいえども異国情緒あふれる雰囲気となっていた。そんな中をぐるっと歩き、まずは腹ごしらえにむつし氏オススメの鉄板焼きステーキ屋「サムズ アンカーイン」に。

 この店はアンカーの名の通り、船をモチーフにした店で、店の内装も大航海時代の船の雰囲気になっている。店の女の子の服装も、水兵服(平たく言えばセーラー服だけど、学校の制服とはまた雰囲気が違う)。
 この店のウリはそれだけじゃなくて、テーブルに埋め込まれた鉄板にシェフが付いて、目の前で調理してくれるところ。しかもコショウ挽きやら塩の缶やらを映画「カクテル」さながらに舞わせながらのエンターテイメントぶりで、見ていて飽きない作りになってました。

 肝心の料理の方もシンプルな味付けながら、とても美味。とくにステーキは柔らかくていい肉で、ミディアムレアの焼き方じゃもったいなかったかも。あれが石垣牛だったのかしらん。

 久々に苦しくなるまで食べたあと、国際通りをぶらぶらと散策して宿に帰還。ホテルの部屋で、なぜか沙風吟氏の持ってきた手品で大盛り上がりしたり、スカパーでゼロテスターや仮面ライダーアマゾンの再放送を見たりして、初日の夜は更けていくのでありました……。

6月14日(土)・第2日目
 起きて驚いたのは、窓の外が明るいこと。開けてみると果たして太陽が。早速むつし氏に連絡して、2日目の予定を立てなおす。前日の案では降った場合と降らなかった場合(つまり曇り)の2パターンしか想定していなかったのだけど、ここまで晴れたならまた別の選択肢を選ばずばなるまいて。

 と言う訳で予定を急遽組み直して、景色のいいところ巡りをすることに。とりあえずまずは腹ごしらえと言うことで、ソーキそば屋の「あじゃず」……はまだ開店していなかったので、アメリカンなバーガー屋「A&W(ウチナーは「エンダー」と呼ぶらしい)」に。
 エンダーはさすがアメリカンと言うことで直火焼き系のハンバーガーで、一時期あった「バーガーキング」にちょっと似た感じの味でした。もう一つの特徴がルートビア。ノンアルコールの炭酸飲料で、Drペッパーの強力版とでも言うんでしょうか。色々ハーブが入ってるそうで、まさにアメリカン漢方。体にいいのか悪いのか、いまいち分からない飲み物でした。甘いし。

トロピカルビーチ
 腹ごしらえを終えた一行はトロピカルビーチを経由して海中道路へ。海中と言ってもトンネルとかいう訳じゃなくて、海の上に造られた橋。埼玉県民の特徴は、海を見ただけで感動できるという点であることは周知の事実だけど、しかもそれが綺麗な海ならなおさらなこと。大はしゃぎしながらぐるっと回り、つぎは北谷(ちゃたん)の見晴らしのいい丘を経由して勝連城趾へ。

石組みのフチ。目もくらむ高さ。
 沖縄にも城趾があり、首里城を筆頭にいくつもの遺構が残っている。そのうちのひとつ、勝連城趾は小高い丘の上に築かれた半ば要塞とも言える城跡で、現在ではその石組みが復元されている……のだけど、着いてみてびっくり。そこにはその石組みと、駐車場と思われる広場だけ。ゲートもなければ人もいない(観光客はちらほらと)。おおらかというべきか、作りっぱなしというべきか(笑)。
 で、すごい急勾配の石畳をのぼって頂上にたどり着くと、また簡素な案内板のみ。また驚いたことに、石組みのフチから下まではおよそ20mほどあると思われるのに、柵などの安全策は全くなし(右写真)。素晴らしい自己責任っぷりです。小さな子供連れで来た日には、親の心の安まる暇もなさそうです。んー、もしかしたらまだ建設中だったのかも。いくら何でもあのままとも思えないし。
 次の目的地、コザの町は、アメリカリゾート風(?)の古いショッピングストリート。店舗から張り出したコンクリの屋根が広めの歩道を覆い、日陰を提供してくれている。ここはアメリカ基地と共に発展した町らしく、全体的にどこか日本離れした、エキゾチックな雰囲気を漂わせている。
 時期はずれなのか、それとも廃れてしまっているのか、昼だというのに人影は少ない。
 ぶらぶらと店並みを覗きながら歩き、お目当ての「チャーリータコス」へ。
 この町並みから、アメリカン、もしくはメキシカンな店構えを想像していたのだけど、予想外に普通、というか定食屋みたいな内装。とは言ってもやはり、どこか雰囲気が違うのだけれど。
 ちょうど3種類のタコスがあったので、3人で1種類ずつ注文して1個ずつ食べてみることに。ビーフ、チキン、ツナの3種類で、どれもスパイシーで美味かった。
 沖縄には「タコライス」という、タコスの具をご飯に乗せたものがあるんだけど、個人的にはこのトウモロコシ生地の皮が好きなので、どちらかと言えばタコスに軍配が上がるなあ。閑話休題。

奥が「AMAZONESU」
 タコスを堪能した後、ふたたび町をぶらぶらと歩く。
 ショッピングストリートを抜けて、基地前の大通りにでてみる。こちらはさっきとは違い、屋根のない普通のストリートだが、建物がやけに古い感じ。やっぱり町全体が寂れているのかもしれない。
 でもそのおかげか、なんだか懐かしい感じの店構えが多くて、少し前の映画の世界に入り込んだ気分になる。店に掛かっている看板も、「SHOW CLUB AMAZONESU」(原文ママ)やら、「ディスコ クイン」やらで、やや勘違い系のセンスがかえって新鮮でした。
 他にも外国人向けおみやげ店(当然忍者グッズやら、怪しげな能面、着物などがおいてあった)を覗いたり、路地に入ってぶらぶらしたりした後、次の目的地、「琉球村」へ。

琉球村のシーサー
 琉球村は、その名の通り沖縄の伝統文化を展示したテーマパークで、沖縄舞踊やハブとマングースのショーなどを売りにしているところ。
 入場して、琉球舞踊や、那覇祭りの大綱引きで使われる直径1.5mの縄、沖縄の伝統家屋などを見学して、琉球村のメイン展示であるハブ館(名前うろ覚え)へ。
 中に入るとそこはすり鉢状の座席になっていて、中央に透明の箱が。真ん中を板で仕切られた1m四方程度の箱には、とぐろを巻いたハブと、落ち着きなく動き回るマングースが入れられている。これからハブとマングースの決闘が行われる……のは、2年前に禁止されてしまったので、簡単な説明の後彼らは退場。その代わりに3Dメガネを渡され、ハブとマングースの闘いの様子を3D映画で見ることが出来る。
 見ることができました。CGで。うーん、何故CG。その後はサトウキビを絞る施設にいる水牛などを見て、次の目的地、首里城へ。

守礼門。意外と小さい。

首里城本殿。やはり小さい。

 首里城と言えば、沖縄の観光地の王道として有名ですが、実際のところ、良くは知りませんでした。首里城と守礼門がごっちゃになってるし。
 で、到着して目の当たりにした感想は、「意外と小さい」。本土の有名な城に比べると、全体的にスケールが半分くらいというイメージか。ただ、砦としての作りは立派で、高さは本土の城に引けを取ってません。
 いくつかの門をくぐり、正殿前庭に。様式としては中国の影響が色濃い感じで、ミニ紫禁城と言った雰囲気。資料館、正殿内部と巡って見学したあと、PR館のようなところで、妙に豪華なAV設備と、意外と出来のいいプロモ映像(沖縄、韓国、中国の文化的ルーツみたいな話。中国娘さんがポイント高かった)に見入ってしばらく過ごしたりして、むつし氏宅へ向かう。
 むつし夫妻の家は宿の近く。そこで奥さんの帰宅を待って、夕飯に沖縄料理を食べようという計画。
 で、待ってる間にむつし氏の誇るAV設備でビデオ視聴。さすが電機メーカー勤め。必要なものはすべてそろってる感じ。でも見てるのは「ザンボット3」の最終回だったり。マニア間では語りぐさとなっている暗いラストも、実際に見てみれば結構ちゃんとしてる気がするような。これもスカパーと言うことで、なんだかスカパーに興味がでてきてしまうなあ。沖縄旅行で興味を持つというのも変な話だけど。
 そうこうしているうちに奥さん帰宅。土曜夜ということでなかなか予約が取れなくて苦労しながらも、国際通り近くの「」という店をゲット。
 雰囲気も良くて料理も美味い店でした。注文を忘れたりと多少サービスには難があったけど、まあそれは運かもしれず。
 頼んだのは、ラフテー(豚の角煮のようなもの)、豆腐よう(豆腐の泡盛漬け)、芥子菜チャンプルー、そうめんチャンプルー、スクガラス豆腐(小魚の塩辛を載せた豆腐)、島らっきょうの塩漬け、ラフテー、石焼きタコライス、海ブドウ(つぶつぶした海草の酢の物)、ゴーヤーピクルス、ねぎま、島らっきょうの天ぷら、ラフテー、チーズがんもどき等々。ラフテーは沙風吟氏がお気に入りで、結局3、4回頼んでたかも。とてもおいしかったです。
 沖縄料理と地酒(オリオンビールとか泡盛とか)を堪能して、2日目は解散。ホテルに戻ってスカパーで「太陽にほえろ!」を見つつ、その日は早めに就寝。3日目に備えることにする。

6月15日(日)・第3日目

市場通りのアーケード

公設市場入り口より
 3日目。この日で那覇のホテルはチェックアウトし、読谷(よみたん)にあるアリビラホテルへ移るため、早めに起きて国際通りの中程にある公設市場へ向かう。先日行った時は夕方過ぎだったため、ほとんどの店が閉まっていたのでそのリベンジ。
 むつし氏との合流は10時なので、8時半に起床して、早速出発。沙風吟氏は市場にはあまり興味がないようで留守番。ホテルからそれほど遠くないので9時前に到着したのだけど、どの店も全然開いてない。市場と言っても、観光寄りの施設ということなのかなあ。
 近くのコーヒーショップで9時まで時間をつぶして、もう一度チャレンジ。まだ開いてない店もあるものの、さっきよりはだいぶ開いた店も多く、ぶらぶら歩きながらおみやげなどを選ぶことに。
 威勢のいいおじさんたちと話しながら、チラガー(豚の顔の皮の薫製)、コーレーグース(唐辛子の泡盛漬け。調味料)、島らっきょうの塩漬けなどを購入。あとは適当に他の店を冷やかして、ホテルに戻る。

あじゃず外観

あじゃずマッチ
 荷物をまとめてチェックアウトし、車でむつし宅へ。曲がるところを間違えて、遅刻したりしながらも無事合流。今日はむつし氏に加え、奥さんも同行してくれるとのこと。だいすけ、沙風吟組のレンタカーと、むつし夫妻組の2台で、まずは読谷のホテルへ。いったんレンタカーをアリビラの駐車場に置いて、むつし車1台にまとめて機動力を上げる計画。

 朝食は読谷に向かう前に、先日開店前で食べられなかった「あじゃず」にふたたびチャレンジ。沖縄そば屋なのにジャズが流れている店内には、こんな紙マッチが置いてありました。
ああ、「A JAZZ」なのね。ひらがなで書いてあると沖縄方言みたいですが。
 そこで4人ともソーキそばを注文。骨まで柔らかく煮えたソーキを味わいました。でもちとくどかったかな。たまに食べるくらいでいいかも(笑)。

ホテル日航アリビラ
 あじゃずをでて、一路読谷へ。途中トリイステーション(米軍の通信基地。何故かゲートが鳥居になっている)を車窓から見たりして、1時間ちょいでアリビラに到着。スペイン風のリゾートホテルで、ちと奮発して1泊だけ取ってみました。でもまだチェックイン時間じゃないし、レンタカーを駐車場に停めてむつし車でふたたび出発。まずは万座毛(まんざもう)へ。

万座毛「象の鼻」


土産物屋にいた白黒猫
 さらに1時間ちょいで万座毛に到着。この日も快晴で昼の日差しはかなり厳しく、車を降りるとどっと汗が噴き出す。でも、晴れてくれるのは単純にうれしい。
 万座毛は波に浸食された断崖で、「象の鼻」と呼ばれる崖が有名。その名の通り、突き出した崖の内側がくりぬかれて、象の鼻に見える、というもの。漫画「あずまんが大王」にもでてきてますね。
 天気がいいせいもあって、海も綺麗なブルーで、いい景色を満喫。

大水槽に見とれる人々
 万座毛の次は「美ら(ちゅら)海水族館」。全開で興味なさげな沙風吟氏を横目に、途中物産店に立ち寄って、揚げたてのサーターアンダギー(沖縄ドーナツ)を食べたり、ゴーヤーとスナックパインを実家に送りつけたりしながら水族館に到着。

 去年できたばかりの新しい水族館は、途中まではまあ普通の展示なのだけど、中程にある、世界最大級の水槽が圧巻。厚さ60センチのアクリルパネルに支えられた水槽は、高さ8.2m、幅22.5mで、中をマンタ(エイ)やジンベイザメが泳いでいて、さすがの迫力。特に、水槽のすぐ脇に作られた喫茶店から見る眺めは素晴らしく、しばらく飽きずに眺めてました。席を確保してくれたむつし夫妻には頭が上がりません。感謝。
 右が水槽の写真。人影と比べればその大きさが分かると思います。
これには「普通の水族館には興味がないが、これは気に入った」と沙風吟氏も満足してました。
 水族館を出たあとは、金武(きん)を通ってふたたびホテルへ。
 金武はむつし氏が営業で行く町らしいですが、その寂れっぷりが逆にナイスな町でした。
 沖縄は、台風と潮風、それにアメリカ文化が混じっているせいか建物が独特で、コンクリ打ちっ放しの壁にペンキで彩色、という家が多い(ちょっと古い建物は特に)。それが風化で色が褪せ、いい具合にゴーストタウン風の雰囲気がでていたりするのが、何とも廃墟マニアにはウケがよさそう。さらにここの町は米兵相手の店が多くて、英語の表示が多いのも一役買っているかもしれない。

 そんな家並みを眺めながら、ふたたびホテルへ向かう一行。
 沖縄では大きめの道路沿いに、一定間隔(10キロくらい?)でアイス売りのお姉ちゃん(もしくはおばちゃん)がいて、ドライバーが路肩に寄せてアイスを買う風景がよく見られました。別にちゃんとした店舗がある訳じゃなくて、のぼりとパラソルとクーラーボックスという簡単な屋台に、一人か二人の売り子さんがいるだけというシンプルなシステム。
 で、「アイス売りにはかわいい子が多い」という奥さんの言に、1名大ハッスルした人がいまして、屋台を通過するたびにシャッターを切ってました。まあ、走りながらの撮影は難しくて、あとで見せてもらったら、ちゃんと写っているのはあまりなかったみたいですが……。

アリビラホテルロビー

沖縄の夕焼け

部屋の様子
そんなこんなでホテルに到着。駐車場に停めておいたレンタカーから荷物を出してチェックイン。
 さすが奮発しただけあって、すごくいい雰囲気です。内装も異国情緒あふれ、沖縄らしさはないですが、リゾート気分としては満点。
 部屋に着いた時はちょうど夕方。ベランダから海に沈む夕日が見えて、すごく雰囲気が良かったです。
 むつし夫妻もこのホテルはすごく気に入ったみたいで、次の日仕事なのにもかかわらず、「泊まろうかなあ」なんて半ば本気の目で言ってたりしました。その気持ちもよく分かります。今回は都合で1泊だけでしたが、もしまた来るなら是非連泊で、と思わせるほど魅力のあるホテルでした。
 そのあとはだべったり、ホテルの中華レストランでコースをいただいたりとゆったりしてむつし夫妻とお別れ。次の日はとうとう最終日。飛行機の時間が早いので、駆け足で那覇に戻らねばならないのであった。

6月15日(日)・第4日目
 旅行もついに最終日。2時過ぎの飛行機に乗るので、1時頃にはレンタカーを返さなければいけない。ホテルのバッフェ2000円也で朝食を手早く済ませてチェックアウト。一路那覇へ。

北谷のアメリカ村。
やや時間に余裕があるので、途中で北谷の美浜地区に立ち寄ることに。ここは最近アウトレットモールができ、観覧車と共に新たな観光名所となっているらしい。
 着いた時間が早かったので観覧車の入場時間を待って、一番乗りで1周。
 あとはおみやげを買ったりして、時間に追われるようにふたたび那覇を目指す。もうちょっと時間に余裕があればなあ。残念。
 次の目的地は、ファーストフード店の「Jef」。ここでゴーヤーバーガーを食べて締めくくろうという計画、だったのだけど、途中渋滞に捕まったり、大雨が降ってきたりして時間をかなりロス。Jefに着いた頃には返却時間ギリギリになってました。とりあえず返却時間は目安とはいえ、あまり遅れると飛行機に間に合わなくなるのであわてて注文。
 結構待たされて出てきたゴーヤーバーガーは正直微妙。うーむ。沙風吟氏と二人で憮然としながらも、無事レンタカーを返却、バスで空港へ。

 空港では食堂でタコライスを食べたり、おみやげを買ったりしたくらいで、何事もなく飛行機に乗り、羽田に到着。かくして今回の旅行は幕を閉じたのでありました。

 それにしても今回は、天気予報をいい意味で外し、好天に恵まれたのが大僥倖でした。結局降ったのは3日目の夜と4日目の30分ほどだけ。そしてむつし夫妻のナイスガイド。結婚式の時には奥さんと話す機会もほとんどありませんでしたが、今回はゆっくり話せて、その……えーと、パワフルなステキさに圧倒されてました。お二人ともお幸せに!

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