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2005年09月25日

宇宙戦争 レビュー(ネタバレ)

スティーブン・スピルバーグ監督 トム・クルーズ主演
公式サイト

世界中で同時発生した磁気嵐は地上の機械を全て停止させ、同時に地中に埋まっていた三脚の大型マシンを起動させる。
どんな武器も受け付けず、人々を無差別に殺戮させていく「トライポッド」から逃れるため、レイは反抗期の息子と幼い娘を連れ、別れた妻のいるボストンへ向かう。


タイトルは過去に邦訳されたものを継承したのだろうけど、これには半分疑問。この話は宇宙で戦争する類のものではないし。
でもまあ、リメイクするなら簡単には変えられないとは思うから、このあたりは宣伝のしかたで何とかするべきだとは思うけど……個人的には、映画の宣伝方法に関してはまったく期待していないので(わざと誤解させるような宣伝を簡単にうつので)どうしようもない。

基本的にこのトライポッドはシールドで防御していて、人間の兵器ではまったく歯が立たない。単にエイリアン側が人間を虐殺するだけで、「戦争」にはなり得てないし、エイリアンが出てくると言うだけで宇宙を舞台にもしていない。


なら、これはどういう話かと言えば、災害パニックムービーのひとつといえるのではないかと思う。
まったく意思の疎通が出来ない、圧倒的な力に翻弄され、逃げることしかできない人々。しかも相手は知性のある殺戮者。この圧倒的な状況からどうやって逃げ延びていくか。

当然、こういった異常な状況に置かれれば、仲間であるはずの人間もたやすく敵に回るし、自分が助かるためには他人を犠牲にしなければならない状況だって存在する。

そういった中で主人公がどうやって生き延びていくのか、という風に観ていけば、面白く(と言うと語弊があるけど)観られると思います。


もちろん、最新の映画であるので、CGとかも贅沢に使われてます。メインの脅威であるトライポッドの圧倒的な迫力もそうですが、個人的には炎の使い方が印象的でした。
米軍の攻撃を受け、炎に包まれながらその中からトライポッドが現れるシーンや、炎上し、火の粉を吹きながら踏切を猛スピードで通過する列車などは美しさと絶望感を上手く表現していると思います。


最後の、トライポッドが地球のウィルスで全滅するシーンは、原作読んでいない私でも知っていたので特に驚かなかったけど(知らなくて怒ってる人が多くて、そっちのほうが驚き)、主人公の息子って、あの状況からどうやって生き延びて先回りしてたんでしょうね。そこだけが唯一気になりました。


だいすけ評価は8/10


あ、もう一つ。
日本人なら必ず気になる、「大阪では2体倒したらしい」のセリフ。道頓堀の水でも吸ったんでしょうか(笑)。

投稿者 だいすけ : 2005年09月25日 00:14 映画・ビデオレビュー

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