Idle Lab. Blog Sec.

仲間に裏切られ、護送途中に脱走した主人公が復讐を果たすストーリー。今更説明の必要はないかもしれませんが、ギャングが主人公のゲームなので、受けられるミッションは非合法且つ暴力的なものばかり。この作品のおかげでゲームに対する世間の風当たりが強くなったのは間違いないでしょう。これについては言いたいことは沢山ありますが、ここではやめておきます……。

シリーズ１作目という事で、いろいろアラが目立つのは仕方ないところか。
システム面では全体マップがないので、町の地理が頭に入りづらいこと、カメラが高い位置にあって、信号や看板、高架線路などの障害物によって激しく上下するので、酔いやすいところが主な不満点でしょうか。
ストーリー面では３つめの島の存在感があまりないこと。この作りなら最初の２つの島にダムと空港を付けるだけでも充分のような……。
ただ、これらの点は以降の作品（システム面はヴァイスシティ、マップの生かし方などシナリオ面ではPSPのリバティシティストーリーズ）できちんと改善されているので、今更言っても仕方ないですが……。
しかし、それ以外の部分ではほぼこの作品で完成していると言ってもよく、いまだに３を最高傑作としてあげる人が多く見かけられるのにも頷けます。

箱庭的なマップの使い方、ギャング映画的ストーリーや演出などを楽しみたい人には記念碑的作品といえるでしょう。