« 絵板絵:了不起的事没有! | メイン | KIM POSSIBLE:KIMUNICATOR(NDS) クリア後レビュー »

2006年07月25日

HiHi PUFFY AMIYUMI -The Genie and the Amp(NDS) クリア後レビュー(後半ネタバレあり)


以前まとめて注文した洋ゲーのうちのひとつ。超ファーストインプレが注文時の記事にあります。

突然インスピレーションを失ってしまったアミとユミが、カズの持ってきた中古アンプから出てきたアンプの精の力を借りて様々な時代、世界を冒険してインスピレーションを取り戻す、というお話。
ジャンルとしては横スクロールベルトアクション。ダブルドラゴンとかファイナルファイトとか。
グラフィックはトゥーンシェードされた3Dモデル。

前の記事の通り、アニメのハイハイパフィーのスタッフによるブログ中で紹介されていたトレーラーが面白そうだったので買ってみたのだけど、うーん、これはどうかなあ、という作り。

十字ボタンで移動、攻撃は下画面に表示されたギターの弦をタッチすることで行うのだけど、上の画面で攻撃をかわしたり、移動しながら攻撃を行うので、正直下の画面を見てるヒマがなくて、慣れても時折意図しない攻撃が暴発しがち。慣れないうちは弦を見てアクション画面を見てない、なんて事もしばしば。気が付いたらボコられてるし(笑)。一応ABXYでも操作できるけど、こっちだとギターの音が出なくて寂しいし、2つ同時押しの特殊攻撃はともかく、4つ同時押しのスペシャルアタックは無理だし。

また、ギターの弦に対応した4つの攻撃は、一応それなりに特徴があるものの(上中下段や突き上げ、突き飛ばしなど)、無理に4つにしなくてもという印象。
これが不満点その1。新しいことに挑戦しようとした姿勢は評価できるけど、生かせてない感じ。

その2は、硬直の長さ。このゲームはかなり早い段階から先行入力を受け付けてて、ボタン連打しようものなら、敵にヒットしようがしまいが延々とコンボを繰り広げてしまい、キャンセルもできないので、その間に後ろから敵がゆっくり近づいてきて殴られる、ということが結構ありました。これはちょっとイラっとします。

その3は単調なステージ構成。各ステージが結構長い上に、敵が結構タフで、普通に進めていくと中盤辺りでは6ヒットくらいのコンボを4、5回当てないと倒せない敵がぞろぞろ出てきて、しかも全部倒さないと先に進めない作りなので、かなり時間がかかります。さらに、1ステージにつき敵が3種類程度しか出て来ない上、攻撃も1パターンしかないため、単調さに拍車をかけてます。中盤以降のボスはやや工夫が見られるものの、あくまで「マシ」レベル。

そんな中、唯一面白そうだと思ったのが、トレーラーにあった「着替え」要素。
このゲームはキャラがポリゴンなので、モデルさえ換えればモーションが使い回せるので、3Dキャラゲーには良くあるフィーチャーですな。一緒に買ったキム・ポッシブルにも搭載されてます。
このゲームでは1ステージにつきアミとユミ用にひとつづつステージにあった衣装が用意されていて、好きな衣装に着替えることができます。ただ、着替えても見た目が変わるだけで、能力が変わる訳ではない様子。うーん、好きな衣装を使いたい人もいるだろうし、どっちがいいとは言えないけど……。
それでもまあ、この数少ないモチベーションのひとつだった衣装を一挙公開。

着替え画面。ステージ中どこでも着替えられる訳ではないのが玉に瑕。

デフォルト衣装。アニメと同じですな。

2面のゲームセンターステージで入手できるスパイ衣装とスカポン太さんお気に入りの怪獣着ぐるみ。
スパイ衣装は「ユミのスパイ大作戦(Agent Y)」に登場。着ぐるみは……あるのかな?

3面のスロヴァキアステージで入手できるハロウィン衣装。
二人とも顔が隠れるので不評。右のアミの衣装は仮面ライダーSPRITSに出てきそうです。

4面の南国ステージで入手できる衣装。
ユミのは「神になったカズ(KAZ Almighty)」で登場。アミの海賊は……出てきたっけ? ユミはオペラユミでやってたけど。

5面のカントリーステージで入手できる衣装。
二人とも正義の決闘(SHOWDOWN)で登場した衣装ですね。

6面の中世ステージで入手できる衣装。
たぶんこれは「KAZALOT」(日本未放映)に出てくるのではないかと。

7面のローマ(ギリシャ?)ステージで入手できる衣装。
これもおそらく日本未放映の「The Golden Fleas」で出てくると思われます。

8面のマンガステージで出てくる衣装。
ロボパフィー! だいすけのお気に入り衣装。日本未放映の「Manga Madness」に出てくるのかな。見たい!
このステージで手に入るギターのスペシャルアタックは巨大ロボ召喚! 燃えるぜ!

全方位サーチレーザー!
カッコいいし、イマイチどれも使えないギターのスペシャルアタックの中ではかなり強力。

9面の原始時代ステージで手に入る衣装。
「ライト、カメラ、危ない!(LIGHTS,CAMERA,DANGER)」にちょこっとと、日本未放映の「Puffy BC」に登場。

10面の裏世界(?)ステージで手に入る衣装。
「ニンジャになるんじゃ(NINJCOMPOOF)」で登場……ですが、アミの衣装はどう見ても落書きです。

全ステージのクレーンゲームで総て景品を取ると追加されるラスボス衣装。
止め絵だとかなりイマイチですが、透けてるところがノイズっぽくアニメーションしてます。さすがに殺風景なので使っても面白くないですけど。

この全11種類ずつの着替えと、6本ずつのギター(こっちは特殊攻撃とスペシャルアタック、ギターを弾いたときの音(変なところで凝ってるなあ)と下画面に表示される弦のグラフィックが変わります)の収集をモチベーションにがんばって、なんとか最終面をクリア……と思ったら。エンディングが流れて、クリアしたステージに応じたライブの様子が表示されるんですが、なんかちゃんと表示されるところと、そうでないところ(ボロボロで観客がいない)があって、しかもオチが唐突、というかバッドエンディングっぽくて、まさかこれは各面で手に入る3つのアイテム(敵が確率でドロップする。そのうち2つはたいてい手に入るけど、3つめはかなりレアドロップ。ステージ選択時に入手済みか否かが表示されてる)を入手しないと真のエンディングが見られないのかと愕然。キャラゲーでマルチエンディングにするなよなあ。無理にやり込み要素を付けなくてもいいのに……。
という訳で攻略再開。こうなればヤケだ(ステージ選択は可能)。
さすがにキャラが育ってるので、初期のステージの敵は一発だけど、何回もはさすがにキツイ。それでもなんとかあとひとつ、というところまできてそこで完全につまる。何十回もステージ挑戦して、何百体も敵を倒してるのにいっこうにドロップせず、時間ばかりがじりじり過ぎていく。海外のサイトで調べようとしても情報自体全然載ってないし。で、ふと思いついて、ステージの特定の場所でプレイヤーに体当たりしてそのまま去っていくトラップみたいな鳥にムリヤリ攻撃当ててみたら……出ました。うがあ、そんなんありかよ! すごい陰湿な条件だな(笑)!
で! ついに総てのアイテムが揃って、とうとうトゥルーエンドかと思って最終面をクリアしてみたら……
「マルチエンディングだとキッパリ言ったばかりだったのに……スマン、ありゃウソだった」
ええーっ!? アレで通常エンディングだったの? だって裏世界にエビルアミユミ倒しに行って、倒したらコンサートになったけどカズがいなくて、コンサート終わったらカズが「パフィーはどこ?」ってオチだったら、裏世界から帰ってこられてないってネタだと思うよね? なんか読みのがしてるのかな。
しかしこんな結果に終わるとは……最後までネタゲームだったなあ、このゲームは……。この1週間の苦労は一体……。
パトラッシュ……ボクなんだか疲れたよ……。

おまけ
海外で見つけたこのゲームの評価まとめ。
Hi Hi Puffy AmiYumi: The Genie & the Amp (ds: 2006): Reviews
IGNで35点……妥当だ(笑)。

投稿者 だいすけ : 2006年07月25日 14:45 ゲーム /ゲームレビュー /輸入ゲーム /NDS /洋アニメ・漫画 /HiHi PUFFY AMIYUMI

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dice-k00.com/mt/mt-tb.cgi/1163

コメント

コメントしてください




保存しますか?